甘唐とピーマン
小学校の1,2年の頃のことであったと思う。家の裏,勝手口の横手に甘トウガラシとピーマンが交互になる木があった。木といっても小さなものだ。ぼんやりとした記憶の中で,コンクリートの三和土のひんやりとした感触に,「あら。今度はピーマンだわ」という母の声がする。あれはほんとうにあったことだったろうか。不可解であれば忘れずにいる。
さて,本日農園へ行くと万願寺の木にピーマンがなっていました。写真からは生憎このピーマンが万願寺唐辛子の木になっているという情報は得られないのですけれども,これがピーマンであることにはコンセンサスが得られるだろうと思います。実の付いた枝は地際,接木痕のふくらみよりも下から発生していました。どうやら甘唐の接木苗はピーマンを台木に用いるようです。
ああそういうことだったのか。氷解。
2015年7月21日