セスジスズメ

農園の開園よりも以前のこと,栽培試験を行っていたビニルハウスの近くのヤブガラシに黒いイモムシが大発生したことがあります。ヤブガラシからあふれたイモムシたちは,こちらにむかって行軍してきました。試験を行っていたのは仏教国からの留学生。「あんなに大きな生物を殺すのは嫌」と言うので,執筆者は割り箸を持って捕まえに行ったのですが,なにしろ大発生で捕まえても捕まえてもきりがない。怖い光景を見たくなければ除草はまめにすべきである,という教訓をあたえられました。

 ヤブガラシはブドウ科,サトイモはサトイモ科,共通項があるのかないのか,セスジスズメ幼虫はサトイモの葉も好みます(写真1)。農園のサトイモの大きな葉が葉柄を残して食べ尽くされていることも(写真2)。ヒトは葉は食べないので,大発生にならない限り問題はない,とはいえ,うっかり大型イモムシに遭遇するとどきっとします。蛇を連想するからでしょうか。

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写真1 サトイモの葉の上のセスジスズメ幼虫(8月下旬) これはまだ小さいもの

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写真2 食害を受けたサトイモの葉 中央の葉,葉身がほとんど残っていません

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写真3 大きくなったセスジスズメ幼虫 茶色タイプ 尾角が折れてしまったようです

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写真4 大きくなったセスジスズメ幼虫 ヤブガラシにいました 虫の後方の黒いのは虫糞,こちらも大型

(2016年撮影)