2018.11.18更新

タバコガ

トマトの実に疎らな刺毛の生えたイモムシ(ケムシ?)がくっついていました。縦縞があり、やや細長く見えます。オオタバコガあるいはタバコガの幼虫のようです。両種の幼虫は、見分け方についての報文が出ているほどよく似ており、執筆者は識別できません。タバコガ類の幼虫と呼ぶことにします。姿はよく似ている一方で食性には違いがあり、オオタバコガ幼虫が幅広い作物種を加害するのに対し、タバコガ幼虫は名前の通りナス科作物を好みます。タバコガ幼虫は辛い唐辛子を食害するレアな虫の一つだそうですよ。商品価値に直結する花や実を食べてしまうところは両種共通。有名な農業害虫ですが、農園ではたまに見かけるという程度です。

さて、トマトからピックアップした幼虫、鳥のエサになれ〜と窓の外に出しておいたら、翌日何故か室内に戻ってきてMacのディスプレイの上を歩いていました。ナスのヘタを与えてみたところ、せっせとかじりだし(写真1)、2時間後には頭部はすっかりナスの中(写真2)。かじっている所は見えませんが、次々と糞が排出されるので、掘削工事進行中だとわかります。とにかくよく食べます。

2日後、なんだか太って色調が変化し、急に食べなくなり、さらにソワソワと歩き回っていたので、土の上に置いてみたところ、すぐに土中に潜り込んで行きました(写真3)。無事に成虫になれたらまた会おう。


写真1 ナスをかじるタバコガ類の幼虫 疎らな刺毛があるのが特徴 


写真2 潜り込む(その1) 糞の一部が赤っぽいのは前日トマトを食べていたため


写真3 潜り込む(その2) おそらく今は蛹


写真4 10日ででてきました 室温は30度ちょい

(2018年撮影)